林修の今でしょ!講座で、認知症予防にえごま油が紹介され、
テレビを見たことで、認知症の効能に興味を持つ人が増えています。
そこで、えごま油と亜麻仁油の認知症効果を調べてみました。
えごま油・亜麻仁油と認知症の関係
認知症患者数は、年々増加しており、日本では約460万人いると言われています。
認知症の原因は、記憶に関わる脳の神経細胞が、老化やストレスで死んでしまうため。
そんな認知症を予防するには、脳の神経細胞を減らさないことが重要なのです。
えごま油と亜麻仁油には、脳の神経細胞が死んでしまうのを防ぐ効能があるため、
認知症の対策として、お医者さんにも注目されるようになりました。
2015年2月24日にテレビ朝日で放送された「林修の今でしょ!講座」の中でも、
認知症予防として、えごま油がおすすめされています。
えごま油だけがおすすめされましたが、亜麻仁油にも認知症予防の効能があるため、
どちらの油を摂っても、同程度の効果が期待できると思います。
認知症の効能がある理由は「αリノレン酸」
えごま油と亜麻仁油には、脳の神経細胞の死滅を防ぐ効能があるといっても、
どの栄養素にそんな効能があるのでしょうか?
詳しく調べてみたところ、認知症予防に1番良い働きをする栄養素は、
えごま油と亜麻仁油に多く含まれている「αリノレン酸」でした。
関連記事:オメガ3で大人気!亜麻仁油・えごま油のαリノレン酸とは?
αリノレン酸は、体内に入ると、脳の大切な栄養素EPAとDHAに変化し、
弱った脳の神経細胞を刺激することで、細胞の死滅を防ぐ働きをしてくれます。
また、αリノレン酸から変化したEPAとDHAが血流を良くしてくれるため、
血行不良の改善にもつながります。
ちなみに、EPAとDHAといえば、魚に豊富に含まれているイメージがありますが、
1日の摂取量(約2g)を摂ろうと考えると、サバなら半身も食べなくてはいけません。
しかし、えごま油と亜麻仁油なら、大さじ1杯で良いのです。
毎日青魚を半身食べるのは意外と難しいため、
手軽に摂れるえごま油や亜麻仁油を選ぶ人が、今、増えているのです。
1日の摂取量が小さじ1杯ではなく、大さじ1杯の理由
当ブログでは、えごま油と亜麻仁油の1日の摂取量は、
大人の場合、小さじ1杯をおすすめしています。
関連記事:えごま油と亜麻仁油の1日の摂取量を年齢別で調べてみた
しかし、認知症予防として摂取する場合は、大さじ1杯が推奨されています。
この違いは、αリノレン酸の1日の摂取量(2~3g)で考えるか、
EPAとDHAの1日の摂取量(2g)で考えるかによって生まれています。
えごま油と亜麻仁油の摂取量は、αリノレン酸(オメガ3)の摂取量が基準となり、
考えられていることが多いです。
EPAとDHAも同じ量で良いように思ってしまいがちですが、
実は、体内でαリノレン酸がEPAとDHAに変わる割合は、10%~15%程度なのです。
そのため、認知症予防としてEPAとDHAの摂取量を重視するならば、
他の食べ物での摂取もふまえ、大さじ1杯(約15g)が良いとされています。
認知症の効能をどれだけ重視するかで、大さじ1杯、小さじ1杯、
どちらの量で摂り続けるか、最終的に決めるのは自分ということになりますね。
どちらにせよ、数日や数週間の摂取では効果が期待できないので、
2~3か月継続できる、無理なく続けられる量を摂っていくことをおすすすめします。
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