亜麻仁油とえごま油の人気に火がついた1番の理由は、
オメガ3と言われるα(アルファ)リノレン酸が多く含まれているからだと思います。
そこで、1日の摂取量や効果など、αリノレン酸について調べてみました。
α(アルファ)リノレン酸とは
亜麻仁油やえごま油の栄養成分の表示欄を見てみると、
100g中50g~65g程度のαリノレン酸(オメガ3)が含まれていることが多いです。
亜麻仁油とえごま油に約60%も含まれているαリノレン酸とは、どんな成分なのか?
αリノレン酸は、人間が作ることのできない必須脂肪酸のひとつで、
総称名のオメガ3(オメガ3脂肪酸)という言い方でも、注目されている成分です。
同じオメガ3脂肪酸である、青魚に多く含まれるDHAとEPAは、
αリノレン酸を原料として生産することもできます(変換割合は10~15%程度)
基本的にαリノレン酸が含まれている食べ物がとても少ないため、
効率よく摂取するには、青魚か、やはり亜麻仁油・えごま油がおすすめです。
青魚の場合は、サバ・イワシ・マグロ・サンマ・ブリに多く含まれているものの、
毎日食べ続けるには、ちょっと難しいと思う人も多いのではないでしょうか?
亜麻仁油やえごま油は、安い油ではありませんが、αリノレン酸の含有量が多いため、
1日に必要な摂取量はごく少量で良く、コスパで考えれば、とても優秀なのです。
αリノレン酸の必要摂取量は、1日2g以上
普段、魚をあまり食べないと言う人は、αリノレン酸不足の疑いがあります。
αリノレン酸は、同じ必須脂肪酸であるリノール酸とのバランスがとても重要で、
リノール酸4に対して、αリノレン酸が1の割合が健康に良いと言われています。
関連記事:亜麻仁油とえごま油のリノール酸の含有量と効果・注意点
厚生労働省では、αリノレン酸の摂取量は、1日2~3g以上を推奨しています。
基本的に亜麻仁油もえごま油も100g中60%程度のαリノレン酸が含まれている為、
1日の推奨摂取量は、小さじ1杯(5g程度)で良いということになります。
関連記事:えごま油と亜麻仁油の1日の摂取量を年齢別で調べてみた
毎日小さじ1杯で良いなら、続けやすいと思いませんか?
ただし、食べ物でリノール酸を摂り過ぎると、摂取バランスが崩れてしまうので、
ジャンクフードはなるべく控える心がけも、忘れないようにしましょう。
αリノレン酸の健康効果が凄い!
αリノレン酸の効果は、健康情報誌やテレビ番組でも紹介されるようになり、
うつ病の改善など、体だけでなく、心の病への効果もあることがわかってきました。
ここで、αリノレン酸の主な健康効果5つを紹介します。
- アトピー・花粉症など、アレルギー症状の緩和
- 血流の改善
- 悪玉コレステロールの減少
- ガンの予防(乳がん・肺がん・大腸がんなど)
- うつ病の改善・予防
その他にもさまざまな健康効果があると言われていますが、
この5つの効果だけでも、αリノレン酸を摂る必要性は十分あると思います。
尚、健康効果を感じるまでには、最低でも2~3ヶ月の継続が必要です。
1本150gの亜麻仁油やえごま油なら、小さじ1杯(5g程度)で約1ヶ月分なので、
2本使い切った頃から、効果を感じられるようになってくると思います。
αリノレン酸は意識した食生活で、健康レベルを上げてみてはいかがでしょうか?
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