えごま油に副作用があるって本当?食べ過ぎの危険性と注意点

健康効果の多い植物油として知られている「えごま油」。
しかし、長期保存や食べ過ぎは危険だということをご存知ですか?
今回は危険性や注意点とともに、えごま油の副作用をご紹介します。

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えごま油を食べ過ぎた時の副作用について

飲むだけで便秘が解消し、ダイエット効果まで期待できると聞き、
えごま油を毎日飲むようになった人は多いと思います。

しかし、ここで気を付けたいのは摂取量です。

えごま油を食べ過ぎると、腹痛や下痢を起こす危険があります。
腹痛の画像

正しい摂取量であれば腸の動きを良くするえごま油ですが、
適量を越えてしまうと、腸が動きすぎて過剰な排便を引き起こすのです。

この下痢のような症状が、食べ過ぎによる副作用とも言わています。

腹痛や下痢にならずとも、気持ち悪さや吐き気を感じる人もいるため、
こういった症状を感じた時は、摂取量と食べ方を再確認してみましょう。
コールドプレスの画像

また、ダイエット効果を期待して、ついつい食べ過ぎてしまうと、
逆に太る危険もあります。

これは、えごま油のカロリーが原因で、100gあたり900kcalあるため、
適量を超えた分は、脂肪となってしまいやすいのです。

だからこそ、えごま油の食べ過ぎには十分注意しましょう。

えごま油の適切な摂取量は?

適量を越えると、副作用のような症状がでる危険があると言ったものの、
では、1日にどのくらいのえごま油を摂ればいいのでしょうか。

1日の摂取量は、年齢や性別によって違いがあるものの、
子供は3~4g程度、大人は5g程度が適量だと言われています。

つまり、大人でも1日小さじ1杯で良いのです。
詳細記事:えごま油と亜麻仁油の1日の摂取量を年齢別で調べてみた
計量スプーンの画像

「ダイエットで飲む量はスプーン一杯」とテレビで紹介されたことがありますが、
スプーンの大きさによっては、たとえ一杯でも注意が必要です。

腹痛や下痢だけでなく、気持ち悪さや吐き気を感じた時は、
食べ過ぎや間違った保存をしていないかも、疑ってみた方が良いでしょう。

えごま油の長期保存に注意しよう

えごま油を買ったはいいものの、使う機会がなかなかなくて、
気づけば冷蔵庫にしまいっぱなしになっていたことありませんか?

私は、ダイエットのために毎朝ジュースに混ぜて飲んでいたものの、
寒い時期になって飲まなくなったタイミングで、使う機会をなくしました。

その時、使いかけのえごま油を2~3ヶ月冷蔵庫に放置する結果に。
冷蔵庫の画像

冷蔵庫で保存してたし大丈夫だろうと思っていたのですが、
この考えは大きな間違いでした。

実は、えごま油は冷蔵庫で保存していても、
開封後は1ヶ月以内に使い切る必要があったのです。

なぜなら、えごま油は空気に触れた瞬間から酸化がはじまる油だからです。

本来は、認知症やがん予防、コレステロール値の低下が期待できるのに、
酸化したえごま油では、すべて逆効果となってしまいます。

つまり、認知症やがんを促進させる、体に悪い油になるということです。

もし長期間冷蔵庫に保存しているえごま油がある場合は、
もったいないと思いますが、割り切って廃棄するようにしましょう。

直射日光や高温多湿、常温保存にも注意しよう

えごま油は保存期間だけでなく、保存方法にも注意が必要です。

日の当たる場所や高温多湿になるところに置いておくと、
急激に酸化が進み、すぐに体に悪い油へと変わってしまいます。

えごま油が流行った時、国民生活センターの相談件数が急増したのですが、
それも、長期保存や誤った保存方法で、酸化したことが原因でした。

国民生活センターから注意が促されたことで、
酸化したえごま油を摂ると、逆に認知症を促進させる恐れがあると、
一部のニュースでも、体に悪影響があることも取り上げることとなりました。
危険の画像

えごま油の健康効果ばかりが注目を浴びてしまった結果が、
こうしたトラブルを招いてしまったのだと思います。

ちなみに、未開封では常温保存も可能なえごま油ですが、
開封後の常温保存は、これも酸化を早める間違った保存方法となります。

開封後の保存場所は、冷蔵庫が一番安心です。

冷蔵庫の中でも、なるべく温度変化の少ない場所に置いておくと、
より酸化を遅くすることができます。

ただし、どんなに正しく保存しても、酸化は少しずつ進んでいきます。

えごま油を開けたら、開封日を記入するなどして、
1ヶ月の使用期間がわかるようにしておくことをおすすめします。

えごま油の適切な摂取量は?

食べ過ぎの危険や、保存方法と酸化の関係など、
注意点をいくつかお話してきました。

でも、えごま油は副作用のない油とも言われています。
オーサワのえごま油の画像

今回紹介した注意点は、すべて間違った摂り方や保存方法が原因によるものです。

つまり、本来のえごま油は、適量を守り、保存方法や保存期間に気をつければ、
ダイエットや便秘解消、健康効果が期待できる油ということは間違いありません。

使い慣れないうちは、使いにくいと感じることもあると思いますが、
継続して摂っている人は、体重が落ちたり、コレステロール値が下がったり、
えごま油特有の健康効果をしっかり実感している人が多いです。

もし、自分にとって嬉しい効果があるとわかっているなら、
多少面倒でも、毎日摂り続ける価値は十分あると思います。

正しく使って、えごま油でより美しく、より健康を目指していきましょう!

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