えごま油とごま油は名前が似ているため、同じ油と思いがちですが、
実は全く違う油で、香りや味、使い方にも違いがあります。
えごま油とごま油の違いを比較してみたので、まとめてご紹介します!
えごま油とごま油の違いについて
えごま油とごま油は、どちらも名前に「ごま」がついていることで、
黒ゴマや白ゴマといった、胡麻をイメージしやすい油だと思います。
実際、ごま油はあのツブツブした胡麻から作られた油です。
しかし、えごま油はシソ科のえごまという植物の種子から作られた油なので、
胡麻は一切使われていません。
つまり、えごま油とごま油には大きな違いがあるのです。
胡麻を原料にした油が「ごま油」
エゴマを原料にした油が「えごま油」
原料の名前が似ていた為に、名前が酷似してしまう結果となりましたが、
全く違う油であることは、明白なのです。
香りや味はどっちがいい?
ごま油は、とても香ばしい香りと味がするため、
中華料理をはじめ、料理の香り付けに使われることが多いです。
えごま油は、癖のある香りと独特の味がするため、
ごま油に比べ、使いにくいと感じる人が多いようです。
そのため、香りや味はごま油の方が良いと思います。
ただ、えごま油は健康油と言われるほど、健康効果が高い油のため、
体に良い油を選ぶなら、えごま油の方がおすすめです。
えごま油の味については別記事に詳しくまとめてありますので、
興味のある方は、ぜひそちらも合わせて読んでみてください。
⇒えごま油の味と香りは?亜麻仁油と飲み比べをしてみた
使い方にも違いがあるので要注意!
ごま油の使い方は、基本的にはどんな料理にも使うことができますが、
炒め物をはじめ、スープやドレッシングの香り付けに使うことが多いです。
豚汁やきんぴらごぼう、肉じゃがといった和風の料理に使い、
また違った美味しさを楽しむこともでき、
味のバリエーションを増やすにも、最適な油だと思います。
しかし、えごま油はごま油と違い、熱に弱く、酸化しやすい油のため、
加熱調理の油としては使えません。
えごま油の使い方は、そのまま使うのが基本で、
ドレッシングやジュースに混ぜるなど、冷たいものに混ぜて使うことが多いです。
そのため、料理を美味しくする油というよりは、
健康のために摂る油として考えた方が良いと思います。
このように、えごま油とごま油は、使い方にも大きな違いがあるため、
万が一、買い間違えてしまった時は、十分注意して使う必要があります。
ちなみに、えごま油は「しそ油」という商品名でも売られています。
名前が似ていない、えごま油としそ油が同じ油なのに、
えごま油とごま油が違う油とは、なんとも厄介な話です(苦笑)
あなたも、名前が似ているトラップに引っかからないよう、
それぞれの特徴を知って、うまく使い分けてみてくださいね。
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